【簡単解説】これさえ読めばわかるオーストラリアの歴史

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オーストラリアの歴史

氷河期時代に東南アジアエリアからオーストラリアに移住してきたと言われているアボリジニの人たちが約6.5万年前からオーストラリア大陸に居住しており、独自の文明や生活を営んでいた。

そして、18世紀頃にヨーロッパの人々の移住が進み、オーストラリアは植民地としての歴史を歩みます。

その後、1901年に連邦政府が成立し、オーストラリアに国家が誕生。
それ以来、様々な国からの移民を受け入れながら多民族・多文化国家を形成していきます。

最初のオーストラリア入植は約7万年前に、東南アジアエリアからやってきたアボリジニと呼ばれる人々が、オーストラリアに着いたのが始まりと言われています。

その後、約3万年前頃までアボリジニの人々は、オーストラリア全土を領地として生活していました。

アボリジニの独特な文明（アート、音楽、言語など）や伝統は、今に至る長い歳月受け継がれており、様々な人に親しまれています。

1606年に探検家のウィレム・ヤンスゾーンがヨーロッパ人として初めてオーストラリアに入植したと言われており、その後、ウィレム・ヤンスゾーンに続いてオランダ人探検家たちがオーストラリアの西南に広がる海岸線に訪れています。

そして、1770年頃までヨーロッパ人たちによる開拓が続き、ボタニー湾エリアの植民地化をイギリスのジェームズクック中尉が行いました。

1788年頃、イギリスロンドン市内では、ジェームズクック中尉によるオーストラリア植民地化の動きが好意的に支持されており、イギリスやアイルランドで軽微な犯罪をした者を収容するための流刑地としてオーストラリアは機能していました。

その後、現在のブリスベンにあたるエリアに兵士や囚人たちが定住するようになり、パースにはイギリスからの入植者によって支配され、そして1835年頃にはアデレードのエリアにイギリス資本の企業が進出し始めました。

植民地として歴史を歩んできたオーストラリアは、1851年頃になりゴールドラッシュがはじまり、それまでの植民地としてのオーストラリアを一変させました。

ヴィクトリア州とニューサウスウェルズ州で金が発掘されると、金を求めて世界中の人々がオーストラリアに渡り、爆発的に人口が増加し増しました。

この時、金を求めてオーストラリアに新たに移住してきた人々によりビクトリア州の人口は約10年の間で７倍近く増え、世界の貴金属生産高の3分の１以上を算出するまでに急成長しました。

それまで独自の関税制度や軍隊、鉄道などを有していたオーストラリアの６つの植民地（ニューサウスウェルズ、サウスオーストラリア、タスマニア、ウェスタンオーストラリア、クイーンズランド、ビクトリア）は、1901年に同じ憲法の下で連邦政府が構えられ統一されました。

その際、新国家の首都として名乗りを上げたのがシドニーとメルボルンで、協議の末1913年にキャンベラに新しい首都が築かれることになった。

第一次世界大戦でオーストラリアは大英帝国への愛国心から追従することになり、当時人口約500万人以下の国から、40万人を超える人々が激戦の地に送られ、うち6万人を超える人々が殺害されるという大惨事になりました。

戦争終結後頃になると、新たな時代を象徴する文化が流行りましたが、この流行も1929年の世界大恐慌により下火となりました。

その後、1939年に再び起きた戦争により、オーストラリアのダーウィンやシドニー港への爆撃によりとてつもない被害を受けました。

戦争終結の1945年までの間、オーストラリア人約100万の人々が戦地に向かい、世界各地で激しい戦いに従事しました。

オーストラリアはその後も起こる戦争や紛争への関与を余儀なくされて新たな犠牲者を次々に出してしまうことになります。

1950年代から1960年代になると、有名な観光スポットであるシドニーのオペラハウスや水力発電計画などの国家的な大プロジェクトのために、オーストラリアは主にヨーロッパや中東などからの移民受入を強化していき、移民たちをそのプロジェクトの労働者として迎え入れました。

国家的な大プロジェクトを進める一方で、オーストラリアは新しい輸出市場を開拓するため1957年には日本との間で商取引協定を結び、両国の経済的な関係の基盤を構築しました。

その後、2007年には中国によって日本が追い抜かされますが、それまでの長い期間、日本とオーストラリアは最大の貿易相手国として発展していきました。

2000年にはシドニーオリンピックが開催され、全世界から大きな注目を浴びる国となりました。

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