ロス (Ross)
タスマニアの内陸に位置する「ロス(Ross)」は、ホバートとロンセストンを繋ぐミッドランド・ハイウェイの中間地点にある人口約400人の小さな町です。
かつて囚人たちによって作られたロスは、石畳の小道や石造りの橋「ロス・ブリッジ」、旧女性刑務所、19世紀のビクトリア様式やジョージア様式の建物など、歴史を感じることのできる建造物がいくつも保存されています。
また、ロスにはジブリ映画の「魔女の宅急便」に登場するキキが働いていたパン屋さんのモデルとなったと言われる「ロス・ビレッジ・ベーカリー」というパン屋があり、毎年数多くのジブリファンがこのロスの町を訪れています。
ロス・ビレッジ・ベーカリー(Ross Village Bakery)
1日で歩き回れてしまうほど小さな街ロスには、お店と呼べるようなお店も数軒しかありませんが、そのなかで一際存在感のあり賑わっているのが、こちらの「ロス・ビレッジ・ベーカリー」です。
入口を入ると、まず目に入るのがこじんまりとした可愛いカウンターで、魔女の宅急便の作中にキキがこのカウンターで物思いにふけるシーンを想像させてくれます。
映画と比べると少し近代的で綺麗でわあります。
ロス・ビレッジ・ベーカリーの人気商品
様々なメニューが所狭しと並んでいるショーケースの中でも、ロス・ビレッジ・ベーカリーで1番の人気なのが「バニラ・スライス」と呼ばれるお菓子です。
サクサクのパイ生地にカスタードクリームをいっぱい挟んだこの商品は、とても美味しく何個も食べたくなってしまうと思います。
魔女の宅急便に関連したグッズが至る所に
店内には、至る所に魔女の宅急便に関連したグッズが数多く見られます。
キキのイラストや「魔女の宅急便」のモデルとして現地新聞社から取材を受けた際の記事、魔女の宅急便のアニメ絵本、ジジのぬいぐるみなどファンにはたまらないグッズの数々があります。
店内で食事もできますので、ぜひゆっくりと店内を楽しんでみましょう。
お店の裏手にあるお庭がおすすめ
素敵な店頭のテラスもいいですが、もっと映画の雰囲気を味わいたい方には、お店の裏手にあるお庭で過ごすことをおすすめします。
静かで気持ちいいお庭にはテーブル席も用意されているので、晴れた空の下でゆっくりすることができます。
そして、このお庭から見える扉こそが、作中キキが住み込みで暮らしていた小さな屋根裏部屋への扉なんです。
外からチラリと覗くと、映画と同様にお店の物などが置いてあり、少しゴチャゴチャした雰囲気です。
「ロス・ビレッジ・ベーカリー・イン」に宿泊
さらに、映画の世界観を堪能したいという方には、「ロス・ベーカリー・イン」に宿泊してみるのもおすすめです。
「ロス・ビレッジ・ベーカリー」のすぐそばには宿泊施設が併設されており、映画の中でキキが住み込みで使用していた部屋のモデルとなった部屋に、実際に泊まることもできちゃいます。
キキ部屋は、1室しかないので事前予約は必須といえます。
タイミングにもよりますが、数ヶ月先まで満室なんてこともあるみたいなので、早めの予約が必要ですね。
※2022年11月現在、宿泊は提供していません。
場所
詳細情報
住所 | 15 Church St, Ross TAS 7209 |
アクセス | ロンセストンから車で約1時間 |
定休日 | 月曜・火曜 |
営業時間 | 8:30am – 4:30pm |
料金 | – |
URL | https://www.rossbakery.com.au/index.html |
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