メルボルンの部屋探しが不安な人
「部屋探しはどうやってすればいいのかな?、、、まだ英語得意じゃないけど何て問い合わせたらいいのかな?ハウスオーナーさんにはどんなことを聞けばいいのかな?
部屋探しで失敗したくないけどどうすればいいんだろう?」
この記事ではこんな疑問に答えます。
この記事を書いている僕は実際にオーストラリアのメルボルンで在住経験があり、実際に自分自身でいくつかのシェアハウスを調査・問い合わせ・内見、そして自分に合ったシェアハウスに入居したので分かりやすく解説します。
メルボルンの部屋探しの流れ
この記事は、自分で部屋探しをしたい方に向けたものになりますので、語学学校が紹介してくれる寮やホームステイを希望している方は参考程度にご覧いただければと思います。
それでは、まず簡単に部屋探しの流れを以下にご紹介します。
自分の希望を整理する
まず最初にやってもらいたいのはこちらで、自分の希望とする条件を明確に整理することから始めてください。
闇雲にネットなどで探しても膨大な物件数を見ているだけで単純に疲れるだけです。
そして、探すことに疲れてくると判断基準が曖昧になり、「もうここでいいか、、、」や「早く住まないといけないから、、、」など、妥協して部屋を決めてしまう危険性があります。
そんなことにならないためにも、まずは自分はどの辺りで住みたいのかや、家賃はどのくらいが希望か、どんな部屋のタイプがいいのか、日本人のシェアメイトがいる方がいいのか、それともいろんな国の人と接する機会があった方がいいのかなど、明確に決めておいた方がいいです。
ちなみに私が探した条件は、語学学校から徒歩5分圏内の場所、日本人ができるだけ少ないシェアハウス、ジム&プール付き、家賃は週$140前後などでした。
後ほど私が内見した物件もご紹介します。
実際に探す
ここでは、部屋探しの4つの方法をご紹介します。
どの探し方が自分に合うのかは先ほど決めた自分の条件によって変わってきますので、まだ決めてない方はざっくりでもいいので決めちゃいましょう。
①日本語のコミュニティサイト
こちらは王道の部屋探し手法で、オーストラリアの部屋探しを日本語サイトで簡単に探したい人向けです。
メリットは言うまでもなく日本語サイトなので検索も簡単だし、記載されている物件情報も日本語なのでわかりやすく、ハウスオーナーも日本人もしくは日本語が多少わかるオーナーなので問い合わせ時や、内見の時などのコミュニケーションが容易な点になります。
デメリットは日本人向けに作られたサイトなので当然、シェアメイトは日本人がほとんどです。
ですので、自分の英語スキルを爆速でUPさせたい人には向かないかと思います。
あとは料金的にも少し相場より高いイメージがありますので、家賃を安く済ませたい人にも向かない方法です。
以下に有名なサイトをご紹介しておきますので参考にしてみて下さい。
②現地のサイト
オーストラリアのメディアですのでサイトはもちろん全て英語で表記されています。
そして、それは英語圏の人が部屋探しをする際に活用するので、現地サイトで見つけたシェアハウスは日本人の割合がとても少なく国際色豊かなシェアメイトに出会えると思います。
英語を1日中話せる環境に自分を置くので、自分の英語スキルを爆速でUPさせたい人に向く方法です。
以下に有名なサイトをご紹介しておきますので参考にしてみて下さい。
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③Facebook
Facebookのグループにはシェアハウス情報のほかに、ローカルジョブ求人やファームジョブ求人、車の売買など、さまざまな情報が投稿されています。
主にグループに参加している個人が投稿しているのでサイト上には載らないような情報もあったりします。
個人間のやり取りになりますので、タイミングによっては相場よりお得な場合もあります。
私が参加していたグループが以下の2つです。
④学校の友達や知人の紹介
語学学校や仕事場の人脈が広がってくると、物件などのいろんな情報が手に入ることがあります。
しかも、ネット上に載る前の情報が手に入ることがあるので最も確実な部屋探しの方法です。
ただ、タイミングよくいい情報が入手できるとは限らないので、自分でもネットなどで探しつつ友人や知人にもいい情報があったら連絡をしてもらうようにすると良いでしょう。
問い合わせ
候補となる物件がいくつか見つかったら、今度は実際にハウスオーナーに問い合わせをしていきましょう。
問い合わせをする際に抑えるポイントは、自分は日本人で部屋を探していると言うこと、まだ部屋は空いているのか?内見はいつできるか?などです。
実際に私が問い合わせしていた時に送っていたテンプレートを以下に記載しますので自分なりにアレンジしたり参考にしてください。
Hi -name-. やぁ、-相手の名前-。
I’m -name-. 私は、-自分の名前-。
I came from Japan. 私は日本から来ました。(日本人と伝えると好印象を持つ方もいたりして入居までスムーズに行くこともあるそうです。)
I’m looking for a room. 私は部屋を探しています。
I saw your advertisement on -site name-. 私はあなたの広告を サイト名 で見ました。
I’m interested in your room. 私はあなたの部屋に興味がある。
Is the room still available? その部屋はまだ利用可能ですか?
I’d like to inspect your room. 出来ればあなたの部屋を内見をしたいです。
When can I inspect your room? いつ内見を出来ますか?
Can you please send me your address? あなたの部屋の住所を送って下さい。
What’s the best way to get there? そこに行くにはどうやって行くのが良いですか?
See you. それではまた。
内見
さて、内見の予定が決まり実際にハウスオーナーさんの案内のもと内見することになったら、必ずハウスオーナーさんに聞いておくべき質問リストがいくつかありますので以下に記載します。
質問リスト
・What is the minimum length of stay? 最低滞在期間は?
実際に住み始めてみないと分からないことが多く、万が一住んでみて自分に合わなかった場合、この期間が長ければ長いほど不便です。
最低滞在期間前に退居する事は可能ですが、最初に支払うボンドと呼ばれる"敷金"は戻ってきません。目安としては、長くても1カ月以下の最低滞在期間で探しましょう。
・How much do you require as a bond? ボンドはいくらですか?
ボンドとは、日本でいう"敷金"のようなものです。
シェアハウスによって異なりますが、だいたい1週間〜3週間分の家賃を支払う感じです。
最低滞在期間前に退居または、部屋の損傷が激しい場合などはボンドが返ってこないこともありますので気をつけて下さいね。
・Does rent include internet access? 家賃にインターネット代は込み?
家賃にインターネット代が含まれていない場合、月々入居者人数で割った費用が請求される場合や、月々$〇〇という感じで請求される場合があります。
いずれにしても、家賃に含まれているという部屋を探した方が良いでしょう。
・Does rent include electricity and water? 家賃に電気、水道代は含まれますか?
こちらもインターネット代同様、家賃に含まれているという部屋を探しましょう。
・Are there any other fees I have to pay? 家賃以外にお金は掛かりますか?
私は経験ないですが、更新料金を請求するオーナーさんもいるのでしっかり聞いておきましょう。
・How many people are in the room? 部屋には何人住んでいますか?
一部屋何人で寝るのかが重要で、通常は二人部屋が多いですが、中には4〜6人部屋なんていう部屋もあったりします。
ちなみに私は、2ベッドルーム2バスで男女8人でテラスハウス的生活を送っていました。
・Is anyone staying in your living room? リビングに住んでいる人はいますか?
物件によってはリビングシェアをしているところもあり、部屋にもよりますが大抵はみんなで過ごすリビングの一角がカーテンやパーテーションなどで仕切られており、そこに住人がいたりします。
リビングシェアの方が普通の部屋に比べて$10〜$20くらい安いですが、プライバシーがあまりなかったり料理の匂いや生活音など睡眠を邪魔されることもあるそうです。
・Can I have my own key? 鍵はもらえますか?
シェアハウスではよくある事ですが、2,3個のカギをルームメイト全員で共有している事があります。
その場合、自分がカギを持っていなかったらインターホンで中にいるルームメイトにカギを開けてもらうなど、かなり面倒です。
なるべく、1人1個カギがもらえるところにしましょう。
・How many showers and toilets are available? シャワー/トイレはいくつありますか?
私が生活してみて感じた事ですが、大体3〜4人に1つシャワー/トイレが必要で、それ以上人数が多いと使うタイミングがよくかぶったり何かと不便です。
特に女性の場合は2人に1つは欲しいところでしょう。
・Can I use (wireless) internet with my pc? 個人PCで(無線)ネットが使えますか?
ごく稀に(田舎の方)ですが、インターネット回線がないところもあるので一応確認しておきましょう。
シティ内のシェアハウスでしたらまず問題ないでしょう。
・When can I move in? いつから入居できますか?
自分が入居したい日程で入居できるかオーナーさんと話して調整しましょう。
入居
入居が決まったらボンドや家賃を支払って住み始めます。
シェアメイトとの挨拶などのコミュニケーションは始めが肝心なので、簡単な挨拶だけではなく時間があればいろいろ質問したりして仲良くなりましょう。
シェアハウスによっては以下のようなハウスルールがあるので併せて確認しておきましょう。
ハウスルールの例
実際に私の住んでいたシェアハウスや友人の住んでいたシェアハウスやホームステイであったハウスルールを以下に記載します。
・食事の後は食器を放置せずすぐに洗う
・洗濯は1週間に1人1回のみ
・23時以降の洗濯禁止
・シャワー時間は3分以内
・エアコンは真夏、真冬の限られた時期のみ使用
・鍵を紛失した場合は罰金
・他人(異性)を部屋に招待禁止
・部屋でのパーティーは禁止
・タバコは外かベランダで喫煙する
筆者が実際に内見した物件
1軒目(フラッグスタッフ駅から徒歩3分)
まず最初に私が内見した場所は、フラッグスタッフ駅からすぐの場所にある高層マンションです。
オーナーは韓国人ですが、当日内見に立ち会ったのは、その部屋に住んでいる日本人男性でした。
日本人だったということもありシェアハウスについて詳しく聞いてみると、一緒に住んでいるイタリア人が少し不潔で部屋が散らかってる、リビングが狭い、カギが個人で持てないのでとても不便、オーナーの彼女が住んでいて色々口うるさいなど、様々なデメリットを教えてくれました。
以下に簡単に詳細を記載します。
家賃 | $140/週 |
オーナー | 韓国人 |
シェアメイト | 男3 女3(内1人オーナーの彼女) |
部屋 | 狭い、少し汚い |
ジム/プール | 有 |
カギ | 共有 |
リビングシェア | 無 |
2軒目(サザンクロス駅からすぐ)
1軒目を内見した後、続いて向かったのがこの物件。
サザンクロス駅からすぐという好立地でジム/プールも付いている良さげなところでした。
部屋も割と綺麗で狭くなくまずまずな感じ。
住人は韓国人や台湾人、ドイツ人。
ただ、ちょうど1人入居者が決まってしまい、次の入居可能が希望日よりも3週間程先だった為、泣く泣く断念しました。
家賃 | $145/週 |
オーナー | オーストラリア人 |
シェアメイト | 男5人 |
部屋 | 普通 |
ジム/プール | 有 |
カギ | 個人 |
リビングシェア | 無 |
3軒目(ビクトリアパーク駅から徒歩7分)
この物件は入居目的ではなく、少しシティから外れたところはどんな感じなのか知りたかった為に内見をしに行ってみました。
ここは一軒家の一部をシェアハウスとして貸し出しており一人一人の部屋があるオウンルーム物件でした。
オーナーさんは気さくで、ちょうど私が内見に行った時はシェアハウスの人たちとバーベキューの最中でした。
立地以外を考えればとても居心地の良さそうなところでした。
家賃 | $185/週 |
オーナー | オーストラリア人 |
シェアメイト | 男7人 |
部屋 | 広い |
ジム/プール | 無 |
カギ | 個人 |
リビングシェア | 無 |
4軒目(メルボルンセントラル駅すぐ)
メルボルンセントラル駅(友達はみんなメルセンと言っていた。笑)から歩いてすぐにある立地最高なシェアハウスで、外観は少し古そうな感じではあったけどジム/プールが付いていたしレントも$135と比較的安くて良かったんですが、ルームメイトが全員韓国の方々だった事と部屋がなかなか汚かったので入居は断念しました。
ちなみに、韓国の方が嫌いということではなく私は色んな国の人たちと話がしたかったという希望があったからです。
家賃 | $135/週 |
オーナー | 韓国人 |
シェアメイト | 男4人 |
部屋 | 普通 |
ジム/プール | 有 |
カギ | 個人 |
リビングシェア | 有 |
5軒目(サザンクロス駅すぐ)
サザンクロス駅から徒歩3分程度の場所で目の前には無料トラム乗り場がある好立地。
高層マンションだったのでもちろんジム/プール付いてるしサウナやバーベキュースペース、ボルダリングスペースまで付いていたスペック最高なシェアハウスでした。
ルームメイトも韓国、カナダ、台湾、日本、香港と様々で自分の希望にぴったり。
即入居可能との事だったので、その日のうちに決めて引っ越しました。
家賃 | $130/週 |
オーナー | 韓国人 |
シェアメイト | 男4人 女4人 |
部屋 | 普通 |
ジム/プール | 有(サウナ、バーベキュースペース、ボルダリング) |
カギ | 個人 |
リビングシェア | 無 |
メルボルンでの部屋探しから入居:5つの注意点
予算の現実的な設定
家賃以外の費用を考慮する: 家賃だけでなく、光熱費、インターネット料金、管理費などの追加費用も予算に含めることが重要です。
保証金の準備: 多くの物件では、入居時に保証金(ボンド)が必要になります。
これを予算計画に入れておきましょう。
物件の立地と交通の便
通勤・通学のルートを確認: 物件の立地が日常の移動にどのように影響するかを考慮し、公共交通機関へのアクセスをチェックします。
周辺環境の調査: スーパーマーケット、病院、レストランなど、日常生活に必要な施設が近くにあるかも確認が必要です。
物件の安全性と設備のチェック
安全性の確認: 物件のセキュリティシステム、鍵の種類、緊急時の避難経路などを確認します。
設備の状態: 水回りや電気設備、家電製品の動作確認を行い、不具合があれば報告・修理を依頼します。
契約内容の詳細確認
ハウスルールの内容を理解する: 契約期間、家賃の支払い方法、解約条件などの他に部屋に住む上でのルールがあったりするので不明点は事前に質問しましょう。
入居前後のコミュニケーション
大家やシェアメイトとの良好な関係を築く: 入居後も、なにか問題が発生した場合は迅速に大家さんと連絡を取り合うことが重要です。そして、シェアメイトと良好な関係を築けていればいろんな場面で助けになってくれるでしょう。
これらの注意点は、メルボルンでの部屋探しと入居において、トラブルを避け、快適な生活を送るために重要です。
各項目を慎重に検討し、計画的に行動することが成功の鍵となります。
まとめ
部屋探しから問い合わせまでのメッセージはGoogle先生の翻訳を駆使して何とかなりますが、内見となると実際にオーナーさんと英語で話さなくてはならなく、最初は少し緊張してオーナーさんが言っていることが分からなかったり、聞きたいことを忘れたりなどボロボロでした。
なので、もしこの記事を読んでいるあなたも私と同じように英語がそこまで得意ではない方であれば、自分の条件とは多少違う物件でも練習のつもりで何軒か回ってみるのをオススメします。
そうする事で、流れが分かったり他との比較も出来たりします。
あとは日ごろから英語で会話する習慣があれば実際にオーストラリアで住み始めてからすごく楽になるので、事前準備として日本にいるうちからオンライン英会話【Cambly(キャンブリー)】を活用して英語で会話することに慣れておきましょう。
Just do it! You only live once!!